第2章 だって崇生さんはそういうプリンも好きだもの

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「だ、だめです」 「どうして?」 「だって、恥ずかしいもん」 「まいったな」 『恥ずかしいもん』と真っ赤になるきららがかわいくて、崇生は微笑んだ。 「じゃあ、やめておくね。そのかわり」 「はい」 「この手はどかせて欲しいな。なんか、拒絶されているみたいだから」 崇生は、両胸の前でぎゅっと閉じられているきららの手首を両手で持った。ゆっくりと外側に開く。きららの手の甲が、崇生の指にしばられたまま、カウチにつく。 縮こまっていた身体を大きく開かれた形だ。豊かな胸が自然に持ち上がる。 崇生はきららをカウチに縫い止めるようにして、キスをした。体重はかけていないが、四肢の動きは阻んでいる。腿の間に崇生の片足の膝が入っている。膝丈のフレアスカートはふんわりとめくれている。もっちりとした、締め付けの程よい太腿が乳白色に珊瑚色を溶かし、淡い光を放つ。 崇生はキスをゆっくりとゆっくりとする。時折唇の音が聞こえ、水が跳ねるような小さな音も響く。 きららは目をぎゅっと閉じ、崇生の唇を受け入れていた。 半年前までキスもしたことがなかったきららだが、崇生は優しく馴らしてくれる。
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