25人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
どうか 憎んで
君の想いに気づきながら
知らぬふりを続ける僕を
どうか 恨んで
君の想いにつけこんで
縛りつけている僕を
なんど考えたことだろう
君を 自由にすることを
いっそ冷たく傷付けて
逃げ出すように仕向けようかと
けれど
どうしても どうしても
手を放すことはできなかった
僕は重い使命を背負い 重圧に苦しむ日々
心癒してくれるのは
穏やかで優しい やわらかな君の光だけ
どうか 僕を憎んで
それでもいい
君がそこにいるのなら
最初のコメントを投稿しよう!