半月
1/1
読書設定
目次
前へ
/
6ページ
次へ
半月
「私の半分は欠けちゃったから」 そう言って笑うあなたの半分は、どこにあるのだろう。 身体をいくら繋げても、あなたの半分は手に入らない。 眠るあなた越しに窓枠から見えるのは、 夜更けの空高く、すぱりと切り取られた月。 片割れを探すようにもどかしげな半分の月が、 見ている。
/
6ページ
最初のコメントを投稿しよう!
5人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
20(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!