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検査に費用がかかることをその理由としているが、実際には選手の人権に配慮したのであろう。
セックスチェックが最後に行われた1996年のアトランタオリンピックでは、チェックを受けた3387人中医学上女性でない女子選手が8名参加していたことが判っている。
●1932年ロサンゼルスオリンピック
陸上女子100m
1.ステラ・ウォルシュ 11.9(ポーランド)
●1936年ベルリンオリンピック
陸上女子100m
1.ヘレン・スティーブンス(アメリカ) 11.5
2.ステラ・ウォルシュ 11.7(ポーランド)
ステラ・ウォルシュが銀メダルに終わった1936年のベルリンオリンピックで、金メダルを獲ったヘレン・スティーブンスは、あのステラ・ウォルシュよりも速いとは信じられない
男が女子選手に化けているのではないかと騒がれた。
そのため組織委員会は、本当に女子選手であるか確認するために医師の立会いのもと、全裸にして確認をし、女子選手と認められている。
なんという皮肉だろうか。
1992年まで国際陸連(IAAF)はステラ・ウォルシュのような性分化疾患の選手は女性の競技に出場することを認めていなかった。
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