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夜道で小さく「あの」という女の声がしたとき、俺の前を歩いていたおっさんが「なに?」と返事をした。誰もいない。おっさんは提灯のついた小さな路地を曲がる。俺はまっすぐ帰る。 翌朝、そんな路地はなかった。
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