陸北男子学園附属保育園

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陸北男子学園附属保育園

─ ─陸北学園附属保育園─ ─ 「「せんせー、おはようございます。」」 朝になるとたくさんの園児たちが保護者に連れられ、保育園に登校してくる。 「おー、おはようさん。」 くっ!子供たちの笑顔が眩しい…! 続々と園児たちが登校してくる中、やはりと言うべきか、家族と離れたくないという子供もいる訳で… 「うえーん、いっぢゃやだよぉ…!まだいっじょにいるのぉ…!」 むっちゃ泣いてんなぁー。 「なおとっ!ほ、ほら!泣き止んでちょうだい…。お母さんも仕事があるから仕方ないのよ…」 あぁ、お母さんの方がオロオロして困ってんじゃんか…。 さてと、先生としての仕事をしますか…。わ 「ほら、なおと君お母さんが困ってるだろ?なおと君がいい子にしてたらお母さんも嬉しいってよ!ですよねっ?」 俺が急に話を振ったもんだから、ビックリしつつも俺の考えてる事が分かったのか、話を合わせてくれた。 「なおと?先生の言う通り、お母さんもなおとがいい子にして保育園で待ってくれてたら嬉しいな?」 お母さんからその言葉を聞いた瞬間、さっきまで泣いてたのが嘘のように 「ぼ、僕いい子にしてる!お母さんが嬉しいなら僕も嬉しいもん!」 すげー変わりようだな、おいw そして思う。やっぱり子供って可愛いし、単純だな…とw← さて、お母さんの方も仕事があるだろうし… 「おーしっ!んじゃあ、先生と一緒に皆の所に行こーな!」 そう言って俺が手を差し出すと、小さな手が俺の手をギュッと掴んだ。 「よし、それじゃあ出発進行ー!お母さんも仕事頑張ってくださいね!」 すると、なおと君がお母さんに向かって 「おかーしゃん、おしごとがんばってね!ばいばーい!」 それを聞いたお母さんは、息子の可愛い応援を受けて笑顔で仕事場に向かって行った。
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