陸北男子学園附属保育園

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「「せんせー、さようなら!」」 園児たちが元気に手を振ってくれる。 「また明日なー!風邪ひくなよー」 手を振り返しながら園児たちが保護者と共に帰るのを見送る。 だが、俺の仕事は終わらない。 「せんせー!ぼく、きょうはせんせーのところでおとまりなのー?」 男の子が俺のエプロンの袖を引っ張りながら聞いてきた。 「そうだぞー。今日はたくと君の親は忙しくて迎えに来れないから、先生の所でお泊まりだ!」 そう言ってやるとたくと君は笑顔で、 「おとまりってことは、おにーちゃんともあえるの?」 キラキラした、穢れのない純粋な目で俺の事を見上げながらそう言った。 「くっ!まぶしい(ボソッ)あぁ!確かに兄ちゃんとも会えるぞー、良かったな!」 やっべ!危うく、たくと君に最初の言葉を聞かれるところだった…!! なんで、たくと君がお兄ちゃんと会えるかって? そりゃ、俺がこの学園の寮の寮母さんだからな←← ん?寮母って言ってなかったけな?w わりー、わりーw自己紹介の時に説明するの忘れてたwww(確信犯) ってことで職権濫用して、普通に堂々と兄弟の再開の場面を作ることが出来るのだw 別に職員の方々から何も言われねーしいっか!って感じになってる((オイ
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