更待月

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更待月

彼女がいない 何にも告げず 帰らなかった 彼女の行き場に 一つも思い当たれず 出会った公園で 一人 しゃがみ込んだ 夜更けに寒さは増していき 月も雲の毛布にくるまった これほど会いたい人は 今までいなくて どうしようも分からない 会えないことが 立つ力すら奪ってく 何時間もうずくまり やがて 雪が降りだした 彼女は震えてないかな・・・ 消えそうな炎を 両手で包む 彼女がしてくれたように
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