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「せやろ?それに……半兵衛はんのあの告白を聞いちまったら……わいわなぁ……」
「ばっ!?」
聞かれてたのか!?
体中が茹でダコのように熱くなった。うわぁぁぁぁ恥ずかし恥ずかし恥ずかしいぃぃぃぃぃ。
「そういうわけやから、鶴ちゃんにも頑張れっていっといてや」
「あぁ……」
「西軍はまだ本当に敗北したわけじゃない。この独裁政権をわいらの手で終わらすんや……皆が笑って暮らせる世を、わいらでつくるんや。その第一歩となるんが、7日後や……」
盛安はどこか遠くを眺めながら、己の野望を口にした。
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