11.冬の手紙……瑞樹
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俺が動くたびに折れ曲がった手紙の厚みがその存在を主張する。 和真は何を涼太に語るつもりなのだろう。年賀状の写真や、添えられた文章を見せ合いながら、そればかりが頭の中を占領する。 この中にはきっと、俺が知りたくて知りたくないことが書かれている。 俺の知らない涼太の顔。 俺の知らない涼太の言葉。 俺の知らない二人の時間。 ……俺は、その欲に負けた。
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