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私は20歳の頃流行りのテレビドラマの影響をモロに受けて探偵と名乗っていた。
しかし、もちろんの事、ドラマや小説にでてくるような探偵とは似ても似つかない浮気調査やら身元確認やら迷い猫の捜査というある意味何でも屋を探偵と呼んでいただけかも知れない。
そんなこんなで探偵もどきをしている時ひょんな事から手に入れた大金を父親に猫ババされて途方に暮れていたところ紹介されたのが如月財閥のお嬢様のボディガードだった。
お嬢様といっても、まだほんの子供なのではじめは痴漢や変態などから守る為に呼ばれたと思ったのだが、そうではなかった。
このお嬢様が、とんでもなく危険な存在であることに、あとあと気が付かざる負えなくなるのだ。
というか俺1人では荷が重い。
最近そんな気がしてきた。
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