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唇を合わせる…俺のファーストキスだ、しょうちゃんもだったら嬉しいな。
…あ、そういえば子供の頃ふざけて唇にキスしたっけ…じゃあしょうちゃんのファーストキスは俺のものだ。
「…何考えてるんですか?」
しょうちゃんは楽しそうに笑う俺を見てなにか勘違いしてるのか、不機嫌そうな顔をした。
俺はしょうちゃんの首に腕を回し…耳元で「しょうちゃんと再会してからしょうちゃんしか頭に入らないよ」と言った。
しょうちゃんは嬉しそうに微笑み再び唇を合わせた。
俺の口の中にしょうちゃんの熱い舌が入り絡められ変な感じになった。
「ふぁっ、あ、んぁっ」
「…佐助様、綺麗です」
上はシャツ一枚で第三ボタンまではだけていて、下を全て脱がされしょうちゃんの指が三本入ってる。
そんなところに入るのかと驚いていたが、女性とは違うし…やっぱりソコを使うのかと恥ずかしくなった。
顔を隠したいのにしょうちゃんは「素顔が見たい」と言い俺のメガネを取り前髪を上げられた。
真っ赤になった顔をしょうちゃんに見られてゾクゾクした。
…だってしょうちゃんのそんな欲情した男の顔、初めて見た。
生徒会室に何故かあったローションで滑りが良くなった指はもっともっと奥に進もうと動く。
最初は違和感しかなかったのにとある場所に触れると我慢できなくなるほど快感が脳を痺れさせる。
「あぁっ、や…やだそこっ」
「佐助様にもっともっと感じてほしいんです、側にいられなかった分までご奉仕させて下さい」
そうやらしく笑うしょうちゃんは指を入れたまま俺のものに舌を這わす。
くちゅくちゅと耳を塞ぎたくなるほどの恥ずかしい音で俺の頭は沸騰寸前だ。
俺の下半身からしょうちゃんは顔を出す。
「佐助様、俺…」
「うん、いいよ…俺だってしょうちゃんになら何されたって嬉しいんだから…」
今のしょうちゃんの考えが手に取るように分かる。
触れるだけのキスをしてしょうちゃんのが俺の中に入ってくる感覚がした。
痛みは念入りにしょうちゃんがひろげてくれたからないが、指とは違う圧迫感とそれを上回る快感が一気に押し寄せる。
しょうちゃんの包帯の腕にしがみつくと爪が食い込みまた血が流れた。
びっくりしたがしょうちゃんは嬉しそうに微笑み俺の腰を掴む。
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