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「あ、あ、ひぁんっ」
「はぁ…さっちゃん、俺…さっちゃんとやっと繋がったんですね」
しょうちゃんが俺を昔のように呼び、より腰に早く打ち付ける。
…さっちゃんって呼ばれるだけで体が熱い。
俺、意外とさっちゃん呼び好き…かも…
「し、しょうちゃ…んっ、も…イクッ!」
「はいっ、さっちゃん」
また呼ばれてもう我慢出来ず俺は絶頂を迎えた。
後からしょうちゃんがイッたのは何となく分かった。
…またする時があったら直にしょうちゃんがいるのを感じたいからゴムなしでもいいのにとゴムを外すしょうちゃんを眺めていた。
俺の視線に気付いたしょうちゃんは照れたように微笑んだ。
「そういえばしょうちゃん、鬼だけど捕まえなくて良かったの?」
「あー、いいですよ…一番捕まえたい人を捕まえたんですから」
そう言うしょうちゃんは裸のまま俺を抱きしめた。
しょうちゃんはこういうセリフは恥ずかしくないのか…言われた俺の方が恥ずかしくなってきた。
狭いベッドで男二人はちょっとキツいかも…
俺を落とさないようにしょうちゃんが支えてくれていて、愛を感じた。
それにしても食券だけは悔いがある。
…バイトの給料日まだだし、そろそろ菓子パン生活も飽きてきたなぁー…
「さっちゃん」
「ん?なに?」
「俺に出来る事があったら何でも言って下さい、俺…さっちゃんのためなら何でもしますから」
「う~ん、それじゃあ」
俺は考えるフリをしてしょうちゃんの耳元で囁いた。
ー今度はナマでしようねー
しょうちゃんの顔が面白い事になったのは言うまでもない。
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