第1章

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} 『中国貴州省ドタバタ視察記』 前書きに変えて はい、皆さんお久しぶりです。吉村 剛です。東京中野ドタバタ日記を書き上げてから 早1 ヶ月になります。その間校正をしたり、この視察記の資料を見直したりしておりました。でもその間も、何か書きたい症候群というか、そういうむずむずした感情に襲われ (ここに書くほど深くはありませんが)ておりました。そして、とうとうオンボロパソコンにて書き始めるわけであります。この話は、今から丁度10,年前になります。和歌山県庁に文化国際課という課があり、そこは、いろんな国と和歌山県との交流や支援等の活動を取り扱う課なんですが、そこの担当の方が2 人わざわざ勝浦に来られて、「国の外務省の機関であるJICAの事業で中国で一番貧しいといわれる貴州省に行って観光のアドバイスを行ってほしいという要望があり、ぜひ勝浦の方から僕たち県の担当者者と一緒に3週間視察にいっていただける方をお願いしたいのであります」と当時の観光協会長と事務局長に頼みにきたのであります。県のお二人が帰った後、私吉村は、事務局長に呼ばれ「吉村くん、中国へ行ってくれ」といきなり言われたのであります。「えっ、何、私は何をしたというの。なぜ中国に行かされるの。なぜ、教えて。おじちゃん」状態の僕に、あとからじっくりと訳を話す事務局長でありました。先に理由を言ってもらわんと動揺するがな。
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