01 And God said,Let there be light

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01 And God said,Let there be light

 柔らかく、暖かな陽光が降り注いでいた。  ふいに轟音が止む。液圧ポンプの連続した回転音だけが残響のようにわずかに聞こえ続けるが、それもしばらくすると先細りになり、やがて消えた。  音の圧力が消えると同時に押し寄せる、樹木と土の匂い。  立ちこめていた伐採の粉塵もすぐにその中に溶け込み、森は何事もなかったかのように静けさを取り戻す。  男が森林伐採機UX082の運転席から離れ、乗降用タラップを伝って地上へと降りる。  伐採機UX082は巨大だった。  UX082本体から周囲に伸びる四本の脚は鋼鉄製で、優に男の背丈以上の高さと、それに見合う太さがあった。  男はUX082から離れ、次に切り倒す予定である巨木の根本に腰を下ろした。  肩にかけたバッグから、黒い円筒状の容器を取り出す。弁当だ。  容器のふたを開け、味噌汁が入ったパックを持ち上げると、白米の湯気が男の顔を包み込んだ。 「さあ、昼休みだ」  男は、森と土と静寂の中で、食事をはじめた
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