小さな望み

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少し乱暴に服を脱がされた。 桔平はどんな時も、私が本気で嫌がる事や、怖がる事はしない。 私の肉体と、性に対する思考、この二つの成熟具合を見ながら事を進めている。 全裸になった私たちは、ベッドで絡み合うように抱き合って、キスの続きをした。 彼は荒い息で唇を移動させて、私の体を横向きにする。 後ろに位置した彼は、伸ばした手の指で、片方の乳首を撫でて摘まんだ。 そのまま背中を唇が這う。 「……ん…はあっ………ああん」 くすぐったかった背中も、彼の言った通り、今では私の性感帯になっていた。 前と後ろ、二つの快楽に背をのけ反らせる。 胸の手が下におりて、お尻のほうから内股を割り、秘部をさぐった。 突起から入口全体まで指でこすられ、私は大きな溜め息を吐く。 指が中に入ってきた。 「痛くないか?」 彼は膣に何かを入れる時には、必ずそう訊く。 「……痛くないよ……気持ち…いい」 更に水の音がする。 私の体液が溢れている証拠。 中の指を動かしながら、親指で突起をグリグリされる。 もうたまらない。 「………桔平……お願い……いつものして」 性欲のかたまりになった私は、顔を斜め後ろに向けて囁いた。 「いいよ」 囁き返した彼は、私を仰向けに戻して、足を全開させた。
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