終わりへの鐘
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まあ、いい。 どうせ今日明日の命だ。 右腕に突き刺された点滴は、まだまだ落ちないようだ。 ぽとん……ぽとん…… 音もなく落ちているのに、音が聞こえるような気がする。 日差しが閉じた瞼に通う血を進一に見せつける。 瞼を閉じているのが次第に苦痛になる。 薄めを開けて揺れるカーテンを眺めている内に、何時しかゆるい眠りに誘われていく。
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