once in a blue moon

【こうたろう、こんばんは。女子会は楽しかった？　もう帰って部屋で寛いでる時間かな？　今、大丈夫？】

【あ。ごめん。まだ帰ってない。お酒呑んでいて今から解散して帰るとこ。ちょっと待ってて。】

【お酒呑んだの？まだ外だよね？　何処？　場所教えて。迎えに行くから。】

【一人で帰れるから大丈夫だよ？】

【呑んで一人で帰るって知ったらほっとけ無い。迎えに行くから場所、早く教えて。】

「…。」
「ハタちゃんどうしたの？」
「んー。なんかさあ、外で呑んでるって言ったら迎えに来るって。」
「ハタちゃんは今日はお迎えかぁ。いいねー。じゃあ危なくないように駅前のコンビニに移動しよっ！　ほらほら。行くよー。迎え来るまで私達も一緒に待っとこーか？」
「駅前のコンビニまで来たら大丈夫だよ？　ありがとう♪電車無くなるしここで解散だね。皆なんだかんだでか過保護だよね～。」
「「そりゃ、ハタちゃんがチビッコだからね。変な人に付け回されないようにって思って。あと隙が多そうだし。」」
「えー。私って隙だらけ？」
「気を付けなよー？」
「はーい♪　じゃあ二人とも気をつけてねー。バイバーイ！」
「「今日は楽しかったね！バイバーイ！　また連絡するねー！」」

「そっかぁ、私って隙だらけだったんだ。おっと、返信しなきゃ。」

【駅前のコンビニに居ます。】
【直ぐに行くから待ってて。あと、酔っているからってお菓子あげるからって知らない人について行かないでね。】
【酔っ払ってないし！子供じゃないんだからお菓子くらいじゃついて行かないよ！】
【酔っ払いは皆そう言うよ。】
【大人しく待ってますから！】

ったく。私の周りには過保護しか居ないのかい！