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(跳べなかった……。どよーんっ。_| ̄|○)
効果音付きで私はかなり凹んでいた。
そんな凹み気味の私の後ろで
ドーンっ!
アレ?
なんで降りてきたの?疑問系一杯な私。
その時一階で見回りをしていた教頭先生に
「気を付けなさいね。」という言葉を頂き、それに対し手摺から顔を出し
「は~いっ。気を付けまーす。」
と、返事をする私。
内心(ヤバっ!怒られる?)と、ドッキドキっ。
屋上にいる三人もささっと隠れる。怒られるような危ない事をしていたしね。
教頭先生は注意だけして過ぎ去っていった。
この時、私の中の教頭先生の株が急上昇っ!
危ないことしたら大人は無闇やたら怒ると思ってたからね~。普通はガミガミ怒るよね?
で、何故に向う側に行かなかったのかわからない彼を私はチラリと見た。
私は置いてけぼりを食らうはずだったのに…。
でもなんか嬉しかった。自分だけが跳べなかったんじゃないって。
彼はきっと本当は跳べたのに跳ばなかったんじゃないかな。
この時、本当はすぐに聞きたかった。
「なんで降りてきたの?」って。なのに聞けなかった。多分、自分の変なプライドのせいで。
私が跳べなかったから…だから一緒に居てくれた。それも彼の優しさなのかもしれないと思った瞬間だった。
だって、何も言ってくれなかったんだもん。
A型の男の子って言ってくれないの?
私は当時の彼をクールでカッコイイーって思ってたけどね♪
この時、貴方は私に少しでも好意を持っていてくれたかしら?
それは聞いてみたかったな。こわいけどね。
ふふ。貴方は覚えてなんかいないんだろうな。
まあ、そんなこんなで今思えばキュンキュンする事があった訳よ。小学生高学年だったけど恋しちゃうでしょ。
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