第1章

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人は二度死ぬ。 一度目は寿命が尽きた時。 二度目は人の記憶から消え去った時。 人類が地獄の業火を真似て作った火が、大地を焼け付くした時。 死んだものを覚えているものはいない。 100万年以上の長きに渡る人類の歩みも、40億年以上の地球の歩みも記憶される事なく消え去るのみ。 何時か訪れるかも知れない異星の人が焦土と化した大地を見て、何を思うだろうか。
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