おまけのあとがき(長いです💦無理なくどうぞw)

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 蚊の鳴くような占い師の声は、隣りの席の 「心配することないの! 星回り絶好調だから考えすぎちゃだめ! 動くなら今!」「やばい!? まじすか!!」に圧倒されてほぼ聞こえず。  途中まではぼそぼそ……と『はいい??』とラリーだったのですが、隣りの占いが終了してからようやく本腰が入りました。 「えーと……なにか物を作るような、頭を使う感じの……創作、かな。書く事とか何かしてますか?」 ああっ、ぼそぼそしてるけど、言うことは合ってる! 「してます!」 「うーん……しかし人気の星が……ないわけではないのですが、大衆的に受けるタイプではない……」 「なんですとッ!?」  聞き捨てならない言葉に私もつい本気に。  や、そもそも人気なんてないのですが、たまに夢見ることもあるじゃないですか。しかし占い師は妙に確信めいて続けるのでした。 「王道は無理……なので、ご自分がいいと思うものに特化してマニア向け……そう、一部の濃いファンを相手に細く長く……その方がいいと……今はどんな感じのものをお書きですか……?」 「ハトが出てきます!」 「主役がハト?!」 「すいかちゃん、そんなの書いてんの?!」  突然ですが友人も一緒だったのです。まさかのカミングアウトに友人もびっくりだ。私は正確に伝えねばと、慌てて否定しました。
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