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流し込んだチューハイで胃袋が熱くなる。そんな熱を身体から溢れさせたい。可能性のある人を好きになりたいよ。
寂しくて凍りそうな身体を両手で抱きしめる。暖かくもならない身体をぎゅーって抱きしめても溢れてくるのは涙だけ。
高嶺さんに愛して欲しかったな。大好きだって声を出して言いたかったな。
大好きだよって言って欲しかった。
妄想は現実にはならなくて、惣菜みたいに味気なく胃袋で消化されて無くなっていく。
消化していかなくちゃな。
目の前の惣菜があまりにも可哀想な俺みたいで涙が溢れた。食べてしまうのはなんだかなって食べかけのまま箸を置いた。
腐れば一緒なのに。
でもどうでもよく腹を満たしてくれるものには出来なかった。
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