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k宮はとりあえずS美を病院側で様子を見たい、との事だったのでN野はそれに了解し、その後病院を後にした。仕事終わりには毎日は行けなかったが、出来る限り行ける日を作ってS美の場所へ行って、楽しい話をしたり、今日あった事などをたわいもなく話をした。
その話に毎日色々な表情を見せてくれるS美の姿を見て、N野はほっとした。
そして、来週N野は残業があるらしく一週間これなくなってしまうとS美に伝え、S美は了解をえた。S美に一週間も会えないなんて、N野にはとても辛い事だったが、それでも毎日の仕事を頑張った。そして辛い一週間を乗り越え、やっとS美に会える。
そんなワクワクした気持ちと嬉しい気持ちを持ち、病室へと入る。
「S美!久しぶりだね。今まで辛か、っ、た、、」
そこにいたのは、げっそりと痩せ細っり、あんなに長かった髪もなく、ふっくらしていた頬がしぼんでおり、とてもS美だという面影がない、全くの別人の女性がそこにはいたのだ。
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