一話

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ピンポーン。 「ア、明美? 開いてるから入って。」 「お邪魔しまーす。」 明美は玄関で靴をそろえて、近くにあるスリッパを履いた。 「よーうーこー?」 階段の上から洋子が手招きする。 ギー、ギー明美はゆっくり階段を上がった。 「ごめんね、バタバタしてて、そこの部屋だから入ってて、私はお茶とか持ってくるから。」 洋子はバタバタと階段を降りた。 「あー、お構い無く。」 明美は言われた部屋の前に立っていた。 「どうしょう……何かドアの真ん中の一番下に小さな扉があるんだけど。」 明美がぼんやりしてると、洋子がお盆にジュースとお菓子を持って上がって来た。
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