ダイ・ビューティフル

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「ミスコンの女王」と称されたトランスジェンダーのトリシャ・エチェバリアの人生を笑いと涙を交えて描いた感動作。  映画の舞台はフィリピン。  フィリピンはカトリックの影響が強いので、実はすごく保守的。  主人公の父親は「オカマ」である彼を勘当してしまいます。  彼=トリシャはあらゆる「ミスコン」に出場します。その場面は、かなり面白い。  トリシャは、次々と「如何にミスコンでウケるか」を考えます。  そしてそれは失敗も多いのですが、そこはフィリピン人!   明るいんですよねぇ。  波瀾万丈の短い生涯を、全力で駆け抜けたトリシャ。  涙を流す場面もたくさんありますが、根底にある明るさや逞しさには本当に励まされます。  遺言である『葬儀では日替わりでセレブに変身したい』の言葉通り、毎日顔が変わります。  アンジェリー・ジョリーやレディー・ガガ、それからジュリア・ロバーツなど・・w  それがまた、本当に綺麗です。  トリシャのチャーミングな魅力たっぷりの 「ダイ・ビューティフル」  噂通りの名作でした。 * 個人的には、他にも席が空いているにも関わらず私の隣に座り、映画が始まるまで「ウニ煎餅」を貪り食う女性が、エンディングロールの時には、鼻をすすっていた・・のが、印象的でしたw
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