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「みんな、まだ動けるか」 テルと兄はうなずいたが、ジャクヤは顔を上下に振るのも面倒そうだった。 「おいてってくれいうても、無駄なんやろな。ここでみんなの援護をして、もう仕舞にしたいんやけど」 テルが横目で銀の目をした少年を見ていった。 「歩けないなら、おれがおまえをかついでいく。今も敵からおれたちが見えないように呪術とやらをつかってるんだろ。敵がうじゃうじゃいるなかで、迷彩服を脱げるかよ」
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