29(承前)
5/13
読書設定
目次
前へ
/
13ページ
次へ
そういうとタツオは斜面の安全な窪地から立ちあがり走りだした。ほんの30メートルほどの距離が絶望的に遠く見える。だが、黒土を踏む軍靴は止まらなかった。「止水」をつかいたいところだが、まだこの先の持久戦は長かった。ススキの群生に到着すると、思い切りダイブする。テルがにやりと笑っていった。 「遅かったな。お散歩でもしてるのかと、思ったぞ」 タツオは相手にせずに後方を振り返り叫んだ。 「こい、王将」
/
13ページ
最初のコメントを投稿しよう!
58人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
50(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!