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生きている限り、永遠と言うものはありません。
いつか必ず別れや終わりが来ます。
由梨さんが、近々アメリカに旅立つように。
私は6年前に亡くした、愛する主人と娘を想い出し、夕焼け雲を見上げました。
いつか来るその時、幸せだったと思えるように。
ここで沢山の想い出を作りたい。
人生は長いようですが、過ぎてみれば本当にあっという間です。
「ハルさん、私、ここに来られて本当に良かったです!」
皆さんと談笑していた由梨さんがそう言いました。
パチパチと燃えて、その煙を空高く飛ばす焚き火の周りで、私達は陽が落ちるまでお喋りしました。
いつもは静かなこの場所も、今日は虫の声を掻き消すほどに賑やかな時間が過ぎています。
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