1735人が本棚に入れています
本棚に追加
「わぁ、ロールキャベツだ。美味しそう」
「キャベツも、そっちの絹さやも村の方が作ったものなんですよ。ゆっくり召し上がってくださいね」
私は、最後にお味噌汁をテーブルに置いてからキッチンへと戻りました。
「確か、ハルさんもお野菜とか作ってるんですよね?すごいなぁ・・・いただきます」
「私のは、皆さんが作るものほど立派ではありませんけどね。それでも、私なりに愛情は込めてお世話していますよ」
「私なんて、毎日お料理するだけで精一杯ですから・・・和風のロールキャベツも良いいですね。これ、凄く美味しいです」
ぱくぱくと箸を進める美香さんを見ているだけで、作った身としてはとても幸せなものです。
「絹さやの胡麻和えも、パリパリしてて美味しいー。こっちなら私でも作れるかなぁ・・・」
「あら、でしたらレシピ書いておきますね。茹でて和えるだけですから、すぐに出来ますよ」
「わぁ、ありがとうございます!嬉しいっ」
美香さんは嬉しそうにニコニコとしながら、お食事を召し上がっておられました。
最初のコメントを投稿しよう!