焼きタケノコ。八十八夜

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「よしっと。アク抜きは出来ましたっと。もうそろそろお昼の時間ね」 食堂の窓から乗り出すようにして、村の方へと続く道を見ます。 まだ遠くですが、杖をついた白井さんらしき方が、こちらへとゆっくり歩いてくるのが見えました。 「もうすぐいらっしゃるわね」 急いでキッチンへと戻り、半分に切ったタケノコを、アルミホイルで包みました。 網に乗せて、強めの火でじっくりと焼いていきます。 朝採れのタケノコ。 白井さんの山で採れるタケノコは、昨年も頂きましたが、とても美味しいのです。 焼いただけのシンプルなお料理ですが、タケノコの旨味を存分に楽しめるので、きっと喜んで頂けると思います。
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