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古き友・古民家カフェ
灰色の空から落ちる雨粒が、電車の窓を濡らしています。
ガタンゴトンと、誰も乗っていない電車に座っていると、貸しきりのような特別気分でちょっぴり得した気分。
山や田園風景が続く景色から、次第にぽつりぽつりと新しい家や、大型のスーパーなどに変わっていきます。
向かっているのは、山を越えた先にある観光地にもなっている街。
山を隔てただけで、こんなにも世界が変わるなんて、街に居る人たちは気付いているでしょうか?
目的の駅が近付く事を知らせる、車掌さんのアナウンスが流れてきました。
今日は、私の古い友人が経営している、古民家カフェに行こうと思います。
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