第六話

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「やっぱり同性愛なんて気持ち悪いよね😢」 隼人が電話をしている頃、薫はずっと泣いていた。 今までこんなにも大切な人が出来た事なんて無かった。 いつも冷たいけど本当はすごく優しくて何だかんだ言っていつも心配してくれた。 だから………隼人君がいつだって大好きなのに。 それなのに……同性愛っていけない事なの…? こんなにも大好きなのに……もう胸の苦しさを抑えきれないのに……。 やっぱりキモイよね……。 「偉い‼✨✨泣かせるねぇ~。」 「誰?」 「私リオ😃天使見習いだよ😉」 「天使見習い…?」 「そう。 実は私ずっと前からあなたの生活を見てたんだ。 すごく辛い恋愛してるみたいだね……。」 「………。」 「でも、私リオがあなたの望みを叶えてあげる。😃」 「え⁉本当?😵」 「女の子になりたいんでしょ?😃」 「え?どうして分かるの。」 「さっきも言ったでしょ?私はあなたを見てたんだって😉」 「出来るの?」 「……本当に良いんだね?」 「………え?」 「絶対に後悔……しない?」 「うん……。」 「もう戻れないんだよ?」 「それでも良い……。」 「そう……止めても無駄みたいだね😔」 リオは少し俯きながら言う。 「分かった。 あなたのその覚悟確かに見せてもらったから……叶えてあげるよ。」 「本当⁉」 「ただし……二度と戻れないからね。」 「それでも良い。」 「分かった……。」 それと同時に突然光が薫を包んだ。 ……………。 それからしばらくて…薫は目を覚ました。 「夢……?」 辺りの景色は全く変わらず、さっきの天使見習いもいつの間にかいなくなっていた。 薫はふと鏡に目をやった。 「あれ?髪が伸びてる。」 「それに……見た目も女の子っぽくなったような……?」 薫は、走り出した。 「お母さん、お母さん‼」 「薫……?」 「う……うん」 「可愛い‼😍」 「へ?😓」 「私、女の子欲しかったのよね😍」 お母さんは喜んで行ってしまった。 (僕…本当に女の子になったんだ……。) 「薫、可愛いくなったな😍」 父親が言う。 「全く……お母さん制服どうしよう……。😔」 「あるわよ😍」 「い……いつの間に……。」 「さあ‼行ってらっしゃい😍」 「うっ………うん分かった。😓」 薫は歩き始めた。 「これで隼人君にも気に入って貰えるよね。〓」 正直楽しみだった。どんな反応とるのかな? とか、今なら付き合ってくれるだろうかな? とか、考えるだけで顔がニヤける。 「楽しみ😃」
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