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話し合いは夜遅くまで続いた。
ダガーさんの話を聞けば聞くほどSSSの恐ろしさを実感する。
結局、夜の11時を回った頃、長老様のお言葉で話し合いはお開きとなった。
私は料理にほとんど手をつけず終いだった。
それだけダガーさんの話は生々しく恐ろしいモノだった。
その後私たちはそれぞれ部屋をあてがわれた。
部屋には人数分の布団が敷いてあった。
プロローグの集落を出てから初めての布団だ。
旅の疲れも手伝って、直ぐに眠りへとつくモノと思われた。
けど違った。
ダガーさんの話が頭から離れないのだ。
月はすでに傾きかけていた。
私は寝ている皆を起こさないように布団から這いだして夜風に当たりに行った。
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