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翌朝私たちはモノガの集落を後にする。
ダガーさんたちはモノガの男集を鍛えるため、集落に残るそうだ。
代わりに何故かラエさんが私たちに同行する事になった。
南の壁は私の背丈の倍くらいの高さがある頑丈そうな壁だ。
物見やぐらが等間隔で設置されていた。
見張りの男集たちは交代制で24時間体制らしい。
とても物々しい。
しかしダガーさんは
『こんな壁奴らには通用しないだろう。』
と悲観的だった。
確かに昨日の話が本当なら、こんな壁易々と突破されてしまうだろう。
私がそんなことを考えていると、目の前の立派な門が重々しい音を立てて開いていった。
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