第1章

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おじいちゃんは、今はもうミタレスには居ない。 違う惑星に旅に出たんだ。 ずっとミタレスで一番の葡萄酒を作るんだ!って言っていたんだけど。 腰が痛くて、葡萄酒作りを断念したんだ。 断念してから、ずっと陶芸品作りに没頭していてさ。 「どうじゃ?綺麗な壺じゃろう?」 って言ってきたんだけど、僕は分からないからさ。 そしたら、じいちゃん笑って僕の頭を、ポンボンと撫でて 「その内に分かるってもんさ。ワクワクするぞー!」 って言っていたなぁ。 大人って変な事を言うよねー。
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