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こんにちは、触手です。  ところで触手って、非常に幅広い意味を持つ言葉ですよね。  昔、人間が持っていた本の中に辞書というものがありまして、その中に載っていたので掲載したいと思います。 『触手①下等動物のからだの前端や、口のまわりにある、感覚または捕食のためのひも状の器官。 ②あるものを得ようと働きかけること【旺文社国語辞典改訂新版(1986年発行)より】』  つまり触手というのは、器官なのですよね。器官というのは、脳、心臓、胃など、本来外部に剥き出しになって良いとはされない部位のことですよね。ついでに、下等動物の器官なのですね。  ただこの世の中、触手という生き物が多種多様に居るようです。生物分類学上ではそれぞれ所属する目、科、属があるのですが、一方で、触手属という系統を作るべきとか何とか、そういう話も出ているようで。  ちなみに私は、植物界に属する被子植物です。更に申しますと、真正双子葉類のシソ目でして、触手という系統を当てはめるのであれば、その下に触手科として属する・・・ということになるのでしょうか。  え・・・?触手の分類なんてどうでもいい?  いえいえ、もう少し聞いてくださいよ。私、こう見えて結構暇でして。
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