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第1章~祈~
静かで暗い夜空
月に色付けられた青黒い空
いつもの空に比べ
泣きたいくらい悲しく
そして美しい
今は言葉はなにひとついらない
ただひとり……
遠くより聞こえる声に耳を傾け
過去へと気持ちをつれていく
きっと君は
こんなうつむいた今の俺を見て
大きく吹き出すかもしれない
クスリと肩を揺らして笑い
目の滴を土へと落とす
たくさんは祈らない
どんな言葉も無駄だ
それでも祈ろう
心から祈ろう
ただ………逢いたい……
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