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夏祭りに娘と出かけた。
浴衣が夜の帳(とばり)」によくあっている、
夜店をみながら、隅っこのほうまできた。
すると、不思議な屋台があるではないか。
夢売買所・・・・・・
娘も気になって、「パパ、いってみようよ」という。
私たちは中にはいってみることにした。
お店の中はデスクトップのPCが数台、大きなスクリーンが雑然と置いてある。
なかで、PCで作業をしていた的屋のお兄さんが「へい、いらっしゃい」といってきた。
夜店のイメージと大きくかけ離れているなと僕は思い、「ここは何をするところですかと尋ねた。
すると、的屋のお兄さんが「にいさん、看板に書いてあるとおりですよ、夢を売買するんですよ、うちは」といった。
何でも、僕の夢に値段をつけて現金でお返しするか、別の夢を買うことをできるそうだ」と説明された。
当然、詳しい説明を聞きたいと思ったので尋ねると、その種の質問は企業秘密だからこたえられないと言われた。
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