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大人の男が二人して黙り込む空間で、ヴァレンタインは静かに立ち上がる。扉の傍に控えていた使用人が主人の退出を許す。  そしてこの美しい青年は、羽のような軽さでにこりと笑うのだ。 「大丈夫、必ず無事に帰ってきます。神のお導きと、加護が、ありますから」
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