6/29
前へ
/29ページ
次へ
しばらく歩いたが、とりたてて何かあるわけではなかった。 周りを高い木々に囲まれた、薄暗く何の変哲もないただの山道だ。 時折鳥の声が聞こえるだけの。 俺は少し失望しかけていた。 だが道が終わったわけではない。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加