いけないと分かっていても

9/11
16人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
 腰が徐々に重く痺れてくる。目の前がチカチカする。気持ち良くて、倒れ込みそうだ。  その時、ふとオリーブの腕が伸びて腰骨の辺りを撫でた。瞬間、ビリビリと走った刺激に耐えられなくて前に倒れる。どうしようもなく倒れた先で、オリーブからキスをされた。 「んっ、ふぅ……」  優しく唇をなぞられ、絡ませられる舌に夢中で吸い付く。心地よく甘やかされるようで心地良い。自然、中もキュッと締まっていく。それに、オリーブが眉を寄せた。 「ランバート、いいのか?」 「んっ、イイ…あぁ!」  突然下から突き上げられ、それが角度を変えてイイ部分を突き上げてくる。目眩がしそうだ。突き抜けるような快楽に喘ぐ声を止められない。求めるようにキスをしても、オリーブは拒まない。手が背を撫でてくれるのも温かい。 「もっ……イッ…」 「ごめん、俺も無理…っ!」 「んっ! ふっ、はあぁぁ!」  激しく突き上げられ、抱き合ったままランバートは達していた。けれどほぼ同時に、中に熱い滴りを感じる。余韻を楽しむようにキスをしてから、ランバートはゆっくりと抜け出した。 「もうダメ…このまま寝たい…」 「それはダメだろ。腹壊すぞ」 「面倒いぃ」 「こら」     
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!