いけないと分かっていても

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 抵抗されるよりも前に、ランバートの手が下着越しにオリーブの前を握り込む。途端、呻いたオリーブの体はもう一度ベッドに沈んだ。  下着越しでも十分に勃ち始めているのが分かる。まだ半分くらいだろうが、熱くなっている。ふにふにと揉むように触れ、形をなぞれば切ない声が上がり始め、体はより染まっていく。  器用にズボンを脱がせ、自分も脱いでしまう。不思議と寒くなくて、寄り添うように肌を合わせればそれだけで熱いとすら感じる。  下着も全部とっぱらえば、後はもうこちらのものだ。  張りつめる強張りに舌を這わせ、口腔に招き入れる。切ない喘ぎが聞こえて、オリーブは背を僅かに反らした。そして、口腔の中でより硬さを増していく。  ランバートは笑いながら準備を始めた。奥の窄まりに指を這わせ、ゆっくりと刺激する。徐々に口を開けるそこに、指を僅かに潜り込ませた。 「っ」  僅かな違和感はあっても、痛みはない。徐々に広げていけば酒に酔っているのもあって柔らかく弛緩していく。無理がなくなればもう一本。そうしてたっぷりと慣らしながら、オリーブの物を口に含み、舐めて完全に勃たせてしまった。 「ランバート?」  涙目になりながら違和感を感じたオリーブが声をかけてくる。それを見上げながら、ランバートはニッと笑って体を浮かせ、自らの後孔にオリーブの切っ先を宛がった。     
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