いけないと分かっていても

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「ランバート!」 「んぅ! はっ、あっ……」  思った程酷い痛みはない。それでも久しぶりの行為はスムーズではない。少し飲み込んでは腰を浮かせ、また飲み込んでいく。オロオロするオリーブが、飲み込まれる度に震えるのが伝わってくる。  真っ赤になって、可愛い反応をする彼を見ているのは楽しい。余裕はないはずなのに、笑えてくる。もの凄く悪い事をしてるのに満たされるなんて、本当におかしな感じだ。 「もうちょい……っ、あと少しだから…」  体を支えながらたっぷりと時間を掛けてようやく、完全に飲み込めた。深く入り込んだ杭に串刺しにされながらも、ゾクゾクと駆け上がる快楽に頭の中は朦朧とする。久しぶりの行為を体は思いだして、過剰なまでに刺激を拾い上げている。  それでもここで動きを止める訳にはいかない。数センチ浮かせて、落とし込んでいく。硬い切っ先が抉るように内壁を擦り上げるだけで嬌声が上がり、吸い付くように締め付けている。  止められない、癖になるような快楽を貪るように何度もそうして中を擦り上げた。オリーブだって気持ちよさそうにしているから、悪くはないんだろう。     
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