水嫌いな猫をお風呂に入れる方法

7/9
前へ
/9ページ
次へ
「うみゃーぁvV」 玄関からダイニングへと場所を移し、今は中尉が作ってくれた夕食を3人で食べていた。 先程から、中尉の作った夕食を美味しそうに頬張るエドの猫耳と猫尻尾は、パタパタと忙しなく動いている。 可愛くて仕方ない。 「ちゅーいの料理うみゃーにゃぁvV」 「ふふ、ありがとう」 あぁ、エドワード…ほっぺたにご飯粒が付いてるよ可愛いなぁもぅッ!(← 「ロイ?どうしちゃぁ?ちゃんと食うにゃ」 はい、あーんと言ってスプーンを口許に運んできた。 普段なら戸惑うことなくパクつくところだが、今日は流石に戸惑った。 なぜって中尉がいるからに決まっている。 暫くどうするか考えているとロイ~?とエドが疑問の声を上げてきた。 私はチラリと中尉を見た。 中尉と目が合う。 中尉がにっこりと微笑む さっさと食えやコラ 中尉の顔には確かにそう書かれていた。 即座に差し出されたスプーンにパクついたのは言わずもがなである。  
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

245人が本棚に入れています
本棚に追加