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「やにゃー!!はにゃせー!!」
「えぇい!ちょっとはおとなしくしなさい!!すぐ終わると言っているだろう!!」
「にゃー!水はやにゃー!!動物虐待にゃー!!」
「誰が動物虐待か!私は体を洗ってやろうと…あぁぁコラ!逃げるな!!」
「Σはにゃッ!はにゃせにゃ!!エドの尻尾に触るにゃーッ!!」
先程からマスタング家の浴室からは、この家の持ち主であり、若くして大佐の地位に立つ焔の錬金術師ことロイ・マスタングと何故か猫語な元気の良い少年の声が聞こえてきていた。
少年の名はエドワード
猫と人間のキメラだ。
エドワードの頭には蜂蜜色の猫耳が生え、後ろにはユラユラと揺れるこれまた蜂蜜色の尻尾が生えていた。
何処かの研究室から逃げ出してきたのだろうエドが、ロイの家に来て2週間が経つ。
最初は警戒しまくっていたエドだったが、ロイの誠意(?)が伝わったのか、今ではロイにベッタリだった。
何をするにもちゃんと言うことを聞くエドがロイも可愛くて仕方なかった
が、1つ問題があった。
「やにゃやにゃやにゃやにゃやにゃやにゃーーーーッ!!!」
「エド!いい加減にしなさい!!すぐ終わるから!!」
「やにゃーーぁッ!!ロイのバカぁッ!!きりゃいにゃー!!!」
「Σーーーッ!!ι」
蜂蜜色の猫は水が大っ嫌いなのでした
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