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仕事を終わらせて、中尉を連れて家に帰るといつものようにエドが私に抱きついてきた。
筈だったのだが………
「ちゅーいッ!!」
「エド君」
エドは私に抱きつかずに後ろから着いてきた中尉に抱きついた。
「ちゅーいーvV」
「クスクス…久しぶりね、元気だった?」
「にゃーv」
「…………エド…」
「にゃ?あ、ロイー」
「……………」
どうやら中尉に夢中で私がいることを忘れていたらしい(気付かなかったと言ったほうがいいかもしれないが、それだとあまりにも悲しすぎるので忘れていたということにしておこう……忘れられてるのも悲しいが…)
エドは中尉から離れて私の足に抱きついてきた。
「ロイおかえりにゃぁー」
…………ッかわ…//(←
足に抱きついているエドを抱き上げ、抱き締める。
「ただいま、エドワード。いい子にしてたか?」
「にゃぁ、してちゃー」
蜂蜜色の尻尾がユラユラと嬉しそうに揺れた。
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