君の事を想うー遊佐真市ー

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俺は高校に入学してから面白い事もなくて、普通に生活をしていた。 入学して5ヶ月、友達になった奴らと放課後、ふと校庭を見た時に平凡だけど、友達と話している時に笑顔を見せた瞬間、俺は一目惚れをした。 その日からそいつの名前やクラスを調べた。 名前は山田夏紀、16歳1年A組でつい最近まで俺の近くに住んでいて、ゲイだと聞いた。 俺にとっては嬉しかったのだ、俺もゲイだからな。 気づいたのは小学5年の時、初恋が先輩で可愛くて護ってやりたいと想う人だった。 その人は普通に女の子が好きだったから諦めた、でも中学に入ると可愛い系の男の子にモテたので、付き合っては別れを3年間に10回以上を繰り返したせいか… ヤ〇チ〇だとか、来る者拒まず去る者は追わずの男だと中学では有名で、皆が俺を避けていた。 でも、高校では俺を知っている友達が居ないから安心してこの高校に入ったのに俺は名前を言えば知っている奴が何人か居たが… それでも関係ないと言ってくれる奴らが多かった。 だって、男子校だからな…同性愛が増えると言われるぐらい多い。 そんな所だから周りがカップルたらけの中、俺は恋愛をする気がなかったが、夏紀を見かけてからは恋を本気でしようと想うようになった。 俺と夏紀は3年間で2.3年一緒のクラスになれたが…告白は勇気がなくてできないまま卒業式を迎えた。 今日という日はと想っていたのに、夏紀は同級生で我儘、他人に自分の意見を押し付けているのにそれはお前が悪いと言って別れる事が多いと有名な安城(あき)達と付き合うらしい。 それに巻き込まれて欲しくないのに… "やっぱりイケメンは得をする"と想ってしまった… あれから2年、俺は夏紀を忘れた事は1度もなかった。 だから、あの日夏紀に逢えたのは奇跡だと想っている 声をかけなかったら一生恋人にも、恋愛にも発生しなかったんだろう 達に感謝しなければ。夏紀と別れてくれてありがとう。 俺は夏紀に逢えて恋人になれた事を嬉しく想っているんだ。
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