第2章 新婚旅行に出掛けました

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「どう感じたんだっけ?」 「気持ち悪い」 「じゃ、それが答えなんだと思う」 「・・・・・」 相変わらず、難しいよ。 俺の脳みそじゃ、変換できない・・・。 夏鈴は俺の耳に唇を寄せると、周囲に聞こえないような囁きで教えてくれた。 「自分の悪いところを、その女の人が見本を見せてくれたんだよ」 俺の、悪い所? 気持ち悪いところ? どうでも良いって言いながら、他人のこと観察しちゃうとか。 他人の言動を深読みしちゃうとか・・・? わっかんねぇぇぇ。 でも、気持ち悪いんだ。 あの、目が嫌だ。なんなんだよ、見せつけるように、誘うように・・・下品な欲望丸出しの・・・。 欲望丸出し・・・。
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