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本棚に追加 完璧にテーブルがセッティングされていたからだ。
「はい、つぐみがやったんです」
と奏汰は花を持たせてくれるが。
嘘です、奏汰さんがやったんです……と思っていると、父親がチラと、綺麗に形作られた桜色のナフキンを見ながら、
「つぐみの仕事じゃないな」
と呟いていた。
うっ、さすが親っ。
実は料理も半分、奏汰が作ってくれたのだ。
「お酒、なにを召し上がられますか?」
奏汰は、カウンターで小粋に酒まで作ってくれる。
他人の夫なら、いい旦那さんだな、と思うとこだが。
なにか妻の面目丸つぶれだな、と拗ねていた。
だが、本来、拗ねるべきところでないのはわかっている。
奏汰がもてなしてくれているのは、自分の両親なのだから。
「まあ、素敵な旦那さんで、よかったわね、つぐみ」
甘いカクテルを奏汰に作ってもらい、ほろ酔い加減で母が言う。

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