第一章 地獄百景亡者の戯れ

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第一章 地獄百景亡者の戯れ

 あの例の悪夢を見たせいでもないだろうけど、その次の朝はサイテーだったね。どこまでも続く空は鉛色で、風はちっとも涼やかでなく、猛烈に道路を吹きぬけて、沖縄の陽気さなんか欠片もなかった。
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